2015/08/27

生活リズム

たおが生まれて4ヶ月が過ぎました。

たった4ヶ月しか経ってないなんて…
実感では1年くらいな気分。

やっと生活リズムができてきて、止まっていたレポート課題もいくつか提出できました。
そのうちのひとつ、「中等教育の現在」のレポートです。

中等教育の現在  高校における新科目案「公共」「歴史総合」

 2015年8月6日の朝日新聞にて「高校に新科目案『公共』『歴史総合』18歳選挙権受け」との見出しが目に入った。現在、高校の公民科では「現代社会」「倫理」「政治経済」の3科目のうち、「現代社会」と残りの2科目かを選択することが必修となっている。地理歴史科は「世界史」「日本史」「地理」のうち「世界史」を必修とし、日本史と地理は選択必修となっている。(注1)
 「18歳選挙権受け」と見出しにあるように、有権者の年齢層が日本史の中で最も幅広くなる。中等教育を受けたばかりの18歳の青年たちに選挙権を与えるということは、中等教育社会科には大きな責任が出てくることになる。日本では、1889年に大日本帝国憲法及び衆議院議員選挙法が公布され、一定以上の財産を持つ25歳以上の男子に選挙権が与えられ、数度の改正を経て、1925年に25歳以上の男子全員に選挙権が与えられた。1873年にとられた就学率は全体で28%、男子38%、女子15%であった(注2)ことから考えると、この有権者の幅の狭さでも納得できる。その後、1946年に日本国憲法が公布され、公職選挙法で20歳以上の男女と定められていた。戦後の教育改革によって教育の機会均等が義務づけられたため、就学率も大幅に上がった。教育を受けることによって、選挙権を得ることができるのだ。全高校入学時代となった現代で、18歳で選挙権を得ることは当然の流れなのかもしれない。他の理由としては、高齢者が急激に増加したため、世代ごとの数のバランスを取るため選挙権の年齢の引き下げの必要性が指摘されているということも考えられる。また、選挙権の年齢の引き下げが、若い世代が政治に興味をもつきっかけになることが期待されている。そのためにも公民科の新科目案は必要であろう。
 では、新科目案「歴史総合」「公共」とはどのような科目なのだろう。「歴史総合」は日本史の必修化を求める声もあったが、日本と世界との転換期を学習し、グローバルな視点を養う(注3)とある。これまでの暗記型の歴史教育から、問いを見いだし、資料に基づいて考察を重視する必修科目である。「グローバルな視点」とは、教育基本法(2006年)の教育の目標第五号にあたる、伝統文化や愛国心と郷土愛、国際理解教育や平和教育に関することに繋がる。特に終戦から70年の今年、8月15日の終戦記念日を前に「安全保障法制」に反対する声が大きくなった。国際平和とは何か、高校生にも深く考えるきっかけとなった夏だったと思う。
 また、歴史のうち世界史しか学ばない高校生も多く、「日本人としてのアイデンティティーを学ばせる必要がある」との理由からだ。日本史、世界史の両方とも学習が遅れると最後に教わる近現代史が十分に定着しないといった課題もあった(注1)。戦争が始まるかもしれない、と漠然と感じる高校生に、なぜ戦争は始まったのかを学ぶ科目が必要である。それが「日本史」「世界史」なのだろうが、授業進度のせいで潰されていたのが現状だった。7月26日、歴史教育について大学と高校の教員らが意見交換する「高大連携歴史教育研究会」が発足した。創立大会では、世界史と日本史をどう統合するかをめぐり「高校で歴史の学習をひととおり終える前提で統合が必要」「近代以前の歴史は省いていいのか」などの声が出た。9月末までにホームページを開設し議論を進める予定だ。(注1)
 「公共」は選挙年齢が18歳以上に引き下げられたことを踏まえ、社会参画における知識を学習し、主権者教育や消費者教育をはじめ、インターンシップなどを経験する中で、社会で必要な知識を習得する(注3)、とのことだ。公民科の「現代社会」「倫理」「政治経済」の導入となる。選挙権を得ただけでは選挙に行けない。自分の支持する政党がどのような役割を果たし、日本を変えようとしているのか、正しく理解しなければならない。しかし、ここで一社会人でもある教師が各政党を偏見なく教えなければならないのは問題点であろう。今後、中教審で詳細な内容を詰め、28年度中にも答申するとのことだ(注3)。
 さらに、教育現場には科目の再編を心配する声もある。東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパス(東京都荒川区)の和田倫明教授は、社会参加の意識や主体的な判断力は「現代社会」「倫理」でも育てられるという。「公共」の必修化について、理論や先人の思想を学ぶ機会が減ることを懸念し「薄っぺらなハウツーものにならないよう、倫理分野の内容も組み込んでほしい」と注文する。(注1)
 昨今、安保法制の反対デモに高校生が参加する姿をニュースで見る。また、選挙権が18歳からになることが決定するなど、若い力が政治に関わる必要性が増している。中等教育は今までにない転換の時期を迎えているように思う。どこか不安な状勢がただよう今の日本を変えるために、中等教育の重要性を感じている。

(注1)朝日新聞デジタル2015年8月6日号より
(注2)「教育通儀」高橋陽一著 武蔵野美術大学出版 P197 第12章 明治維新と学生の理念 より
(注3)教育新聞 2015年8月13日号より


このニュースを見たときから気になっていたので、テーマにしてみました。

私は日本人なのに日本史が全然わからなくて、大河ドラマの時代設定とかも調べないとわからないのが不便です。
日本の歴史は日本美術史でやっと流れをつかんだ感じです。
だからこの改正には多いに賛成であります。


2015/08/22

久々、映画感想

夏休みも終盤ですね…

と言っても私は育休中でほぼ毎日家にいるから関係ないです。

最近は本当に胸が苦しくなるニュースばかり。
終戦から70年と言っても、戦争はやはりなくならないです。
先週の情熱大陸で谷川俊太郎が
「戦争はなくならないものとして子どもたちに教えた方がいい。戦争はあるものとして、どうしていくか」
と言っていたのが印象的でした。
そうやって、考えないと希望が持てないですね。
今の子どもたちに「戦争はいけない!」だけ教えても、世界の大きな流れには逆らえないと思うのです。

あと、佐野研二郎氏のエンブレム問題。
一応同じ大学の同じ学科の先輩です。やってること全然違うけど。汗
私は広告デザインの授業とってなかったから…
でも、基礎は同じことを学んでいて、美術が好きで、デザインが大好きで、相当な努力をして今の地位を得た方だと思っています。
パクリだとか言われているけど、私はあの会見の言葉だけを信じています。
むしろなんでみんな信じないのだろう?
制作プロセスから提示してコンセプト動画もすごく理にかなってるし、そもそもよく見れば全然違うじゃない。

それから素人が自分でエンブレム作ってTwitterとかで発表してるでしょ。
賞賛されてるとか言ってるけど、はっきり言ってダサい…
日本のデザインリテラシーの無さを痛感しますね。
なんというか、高校生が作ったシンボルマークみたい。
去年まで授業で作らせてた高校のシンボルマークの方がかっこいいのあったよ。笑

そんな感じで、ニュースを見れば嫌なことばかりなので、映画を見てます。
GYAO!で無料で見れるやつだけど。笑

1本目は、『ホテル・ルワンダ』
1994年のルワンダ紛争のノンフィクションです。
アフリカは本当に争いが絶えない。
この映画でも痛感したのが、「教育」の大切さ。
アフリカでは就学率が未だに低いので誤った民族意識がありすぎて、たった20年前の出来事なのにまだ大量虐殺なんてしてる。
しかも民兵の武器はナタ。それでも人口の10%が殺されてしまった。
主人公は教養があり、民族差別などしない、裕福な成功者。
でも、国連には見捨てられてしまいます。
「黒人」だから。裕福で教養もあるがゆえに、いつしか自分が黒人であることを忘れていた主人公。助けが来ないことで改めて自分が「黒人」という世界的に見て差別の対象とされていたことに気付きます。
なんて悲しいことか…。
それでも自分が支配人をするホテルに難民を匿い、救助を待ちます。
ラストまでハラハラでした。そして涙…。

2本目は『ひゃくはち』
今年の甲子園大会は20日に東海大相模が優勝して終わりましたね。
高校野球は大好きで毎年楽しみにしています。
プロ野球は全然わからないんだけど、高校野球は見ててきゅんきゅんします。
もう親の気持ちです。笑
この映画は、レギュラー入りできない2人の野球部員が主人公。
最後の夏、レギュラー入りをかけて猛烈なライバル争いをします。
でも、それは後半30分だけ。
それまでは控え部員の影の努力と、息抜と、おばかな男子高校生の日常です。
登場人物が全員いい人だから、最後まで安心して見られました。
彼らを見守る大人たちもいい味出してます。
レギュラーの部員も、先輩後輩関係もいい感じに描かれています。
ドラフト会見の裏側や鳴り物入りの1年生が入部などは、私立の強豪校ではあるあるなんだろうなぁ。
ラストの伏線回収も爽やかな涙を誘います。
あぁ良い映画だった…。

3本目は、『リンダリンダリンダ』
2004年、高校3年生。
ドンピシャ世代です。それだけでもう感情移入が容易い。
制服の着こなし、先生と生徒の関係、文化祭の準備、年上の彼氏がいる友だち、いつも1人でいる留学生、地方都市の高校生活。
ぜーんぶリアルに感じました。私が過ごした高校時代、よーくわかる。
軽音部ではなかったけど、文化祭の構成が同じだから、私も友だちの即席バンドを応援しに体育館に行ったな〜

この映画の主人公は4人。韓国からの留学生がボーカル(即席)、気の強いギター(代役)、音楽通の無口なベース、お人好しっぽい普通のドラム。
みんないい味出してる。いるいる、こういう子って感じ。
そういうなんとなくの積み重ねがとても心地いい。
色々内に秘めてるんだけど、狭い世界だからそれを出すことなく淡々と過ごすんだよね。
でも、なんか青春ぽいことしたくてしかたない。
特に自分からはしないけど。でも、それが青春だったんだな〜
今、高校時代を振り返るとそう思う。
私も4人組で仲良くて、部活に入ってなかったから放課後は学校の目の前にある駄菓子屋で300円分くらいのお菓子買って、ローカル線の終点まで定期で行ってホームから海をみるだけっていうプチ遠足をよくしたものです。
夏は田園の中を通るのがきれいなんです。でかい富士山のそば。単線で。

別に高校時代に戻りたいたいわけじゃないけど、楽しかったなぁ〜
そういう、楽しい部分だけを思い出させてくれる映画でした。