2009/03/29

さっちゃんのまほうのて

私は基本的に小学校が嫌いだったのですが、小学3年だけは楽しかった記憶があります。
担任の先生が大好きだったのです。
先生にとっても私たちが最後の生徒だったこともあり(定年退職でね)。
先生は毎日絵本を読んでくれました。手品もしてくれた。絵本て言っても、幼稚園じゃないし、内容は少々大人め。
終業式の日、クラス全員に欲しい絵本を一人一冊くれました。
私がもらったのが、『さっちゃんのまほうのて』という絵本。
小学3年の私でも、泣いてしまった感動の絵本です。
さっちゃんは、生まれつき右手の指がない女の子。おままごとでお母さん役がしたいのに「てがないから」お母さんにしてもらえません。どうしても、なりたいのに。「てのないおかあさんはへんだもん」と友達に言われて、幼稚園を飛び出して家に帰ってしまいます。
「どうしてわたしにはてがないの」とお母さんに尋ねます。お母さんはただぎゅっとさっちゃんを抱きしめます。
さっちゃんは次の日から幼稚園に行かずにひとりで遊び始めます…

思い出しただけでうるうる。
日常的な子どもならではの差別に傷つくさっちゃん。一生懸命支える家族。
まわりの友達も障害を個性と認めた時、さっちゃんは初めて幸せに暮らせるようになるんです。

ひさしぶりに絵本を見つけて、思い出すこと。子どもの頃読んだ絵本って、大人になって読んだ小説よりこころにこびりついているもんなんだ。
ということで、私は昔から社会問題的な話を、子どもっぽい感性で捉えた話が好きなのかもなぁ。

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